生きていくには働く必要がある。そして、できれば自分にあった仕事を探したい。そう思っていてもなかなか見つけられないものです。
また、ほんの一部の人以外は、自分のやりたいことが分からない人が多いはず。それは、これから就職活動をする学生も、すでに社会人として働いている大人でも一緒だと思います。
そこでおすすめしたいのが「苦しかったときの話をしようか」という書籍。書籍のタイトルからは想像しにくいですが、働き方やキャリアの方向性を定めるヒントが満載のキャリア教育本になっています。
著書はUSJの再建に携わった森岡毅さん。これから就職活動をはじめる自身の娘に宛てたメッセージとして、「働くこと」に関する考え方やノウハウを経験をもとに綴っています。
具体的に次のようなことが書かれています。
- やりたいことが分からない人が、方向性を決めるヒント
- 世の中の仕組みを知り、視野を広めるためのヒント
- 自分の強みを知り、武器にするためのヒント
- 自分のキャリアの組み立て方のヒント
- 自分の弱さと向き合うヒント
就職活動をはじめる娘に宛てたメッセージではあるけれど、今の仕事に悩んでいる社会人の働き方や転職・独立などのキャリアチェンジのヒントにもなる「働き方の本質」が書かれています。
仕事・働き方に悩むすべての人は、ぜひ一度手にとって読んでみてください。
おすすめ 本・マンガ好きの方に!
※体験後、不要なら解約すれば料金はかかりません。
今の自分を分析して、強みを知って軸を決める
やりたいことが分からなくても、「これまで」と「今」の自分を分析することで自分にとっての「不正解」がわかれば失敗する確率を減らすことができます。
この本の中で特に重要としているのは「自分の強み」を知り、それを伸ばすこと。人にはそれぞれ、考え方や行動の特性があるので、適正がないものは伸ばすことが難しいのです。
そこでまずは、この本の3章で書かれている自分の強みを見つける方法を実践すると、大まかではありますが自分の傾向を知ることができ、キャリアの方向性を考えるヒントになるはずです。
マーケティング視点でキャリアを設計してみる
この本の4章では「キャリア開発用のブランド設計図」という図解とともに、自分自身の強みを活かして働くための戦略の作り方が書かれています。
まず戦略を立てて行動することで、やるべきことが明確になり、迷うことなく行動に移すことができるようになるはずです。
キャリアを積み重ねていくうちに、もしまた迷いが生じた場合は、あらためて「キャリア開発用のブランド設計図」を修正することで、また進むことができるはず。
大切なのは、自分で考えて、自分で選ぶことを繰り返すことだと思うのです。
不安は挑戦している証拠だから問題ない
進むべき道を決めるときや挑戦しているときは不安でたまらないですよね。正解かどうか分からないし、できるかどうかも分からないですしね。
でもこの本では「不安」は挑戦する証拠であり、気にする必要はない。むしろ挑戦している自分を感じて楽しもうと書かれています。
また自分が弱い部分が強みになっている人に協力を頼んだりすることで、自分の強みに集中できる。そしてそれは、相手には強みを活かす場を与えていることになる。と書かれています。
なるほど、自分にとっての「弱み・苦手」をお願いすることで、相手を輝かせることができるという考え方はぜひ心に止めておきたいですね。
書籍「苦しかったときの話をしようか」で今日の暮らしを楽しむポイント
仕事・働き方は、生きる上でとても大きなウェイトをしめています。だからこそ、戦略的に考えて行動することで楽しむことができるはずです。
まずは自分のキャリアについて考えて、社内での立ち位置を考えるきっかけにしたり、転職・独立などのキャリアチェンジのために「キャリア開発用のブランド設計図」を作ってみると良いと思います。
そして、これから社会に出ていく学生や自分の子どもにはぜひ「キャリアを考える機会」をできるだけ早く持ってもらいたいと思います。
大学への進学祝いや、進路を考える高校生・中学生へのプレゼントとして1冊送ってみるのも良いかもしれません。
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