個人で製品を考えて開発する際に、如何にしてアイデアを誰にでも分かる形で表現するかということは、重要ですが難しいことです。
特にプロダクトデザインを生業にしていたわけではない人が、製品を開発して世に出していくには、いくつものハードルがあります。
僕もグラフィックデザインを生業にしていますが、「プロダクト」に関しては素人。アイデアはあっても形として表現し、工場などとスムーズにやりとりするのは難しいと感じていました。
そこで良いツールはないかと探していて見つけたのが、Autodesk社の3DCADソフト「Fusion360」。誰でも1カ月は無償で体験できるのですが、さらに「趣味での個人利用」と、「年間100,000ドル以下のスタートアップ」の場合はその後も無料で利用できます。
機能的にも十分で、3Dでのモデリングはもちろんレンダリングなどもできるので、製品イメージを形にできるとともに、3Dプリンタなどを使った試作品を作るためのデータも出力できます。
そこでこの記事では、Fusion360をダウンロードする方法を順を追って書いておきます。といっても手順は簡単で、すぐに終わります。気軽に試してみてください。
参考:Fusion360の動作条件
Fusion360はWindowsでもMacでも利用することができます。詳しい条件は公式サイトをご覧ください。
Fusion360のダウンロード手順
ダウンロード手順はとても簡単。まずは公式サイトの無償体験版のページにアクセスします。その後、下記の手順に従って操作します。
1.「無償体験版をダウンロード」ボタンをクリック
左側にあるオレンジ色のボタン「無償体験版をダウンロード」をクリックします。
2.必要事項を入力
ボタンをクリックすると上記のように、名前やメールアドレスなどを入力する画面が表示されます。すべて入力して、再度「無償体験版をダウンロード」ボタンをクリックします。
3.ダウンロード完了
上記のような画面が出れば、ダウンロード完了です。とても簡単にダウンロードできてしまいました。次はダウンロードしたファイルを利用してインストールしましょう。
※インストールについては、無償で利用できる3DCADソフトFusion360(Autodesk社)のインストール方法(Mac版)の記事で説明しています。
無償で高機能3DCADが使えることに感謝
僕は現状の受託のグラフィックデザインだけでなく、オリジナル製品を開発する方向で動いています。そんな中で高機能な3DCADが無償で利用できるということに、本当に感謝しかありません。始めるためのハードルが下がり、手探りで勉強しつつ「まずスタートする」ことができることは本当に大きいです。
売上が100,000ドルを超えたら、きちんと還元していくのはもちろん、このブログを通して「Fusion360」のことを発信することで、少しでも普及していくためのお手伝いができればと思っています。
Fusion360の基礎を学ぶなら、おすすめの本
1冊でシンプルにFusion360のモデリングが学べる本を見つけました。無償で利用できる3DCADソフトFusion360を独学する。本「Fusion360モデリング・マスター」を買いました。の記事も参考にどうぞ。