手帳を活用して何かの目標を達成しようと考える人は多いはず。そして、手帳を使うときに目的を持つことは大切です。
「手帳を使いこなしたいなら、手帳を使う目的を意識しよう」という記事でも書いた通り、手帳を使うことが目的になってしまうと、不要なことで悩む必要が出るからです。
とはいえ、たくさんの「目的」をつくってしまうと、うまく目的を実現することができなくなります。
大切なのは、「優先順位づけ」。自分のなかで何が最優先なのかを知り、順番に手をつけていく必要があります。
この記事では「優先順位づけ」して手帳を効果的に使うべき理由と、そのメリットを分かりやく解説します。
手帳活用に「優先順位づけ」が大切な理由
手帳活用で「優先順位づけ」が大切な理由は、そもそも人は多くのことを同時にできないからです。
同時進行しているように見えても、それは「高速で切り替えている」だけ。結局1つのことしか実行していないのです。
ですから、すべてが少しづつしか進んでおらず、結果的に目的達成が遅くなってしまうことがほとんどのはず。
このことは、エッセンシャル思考という本を読むと分かりやすく、納得できると思います。
そこで重要なのが、目的の優先順位をしっかりつけること。1つの目的に、できれば100%、難しくても80%程度は注力できるように、ToDoをリスト化して、スケジュールを組むことです。
そうすることで優先順位1位の目的は最短で達成でき、次の優先順位が高い目的にすっきりとした気持ちで進むことができます。
すべてを同時進行すると、あれもこれも「すべきこと」が気になってしまい、何も進まない状態になってしまう可能性が高いのです。
手帳活用で「優先順位づけ」するメリット
手帳活用で「優先順位づけ」するメリットは、主に次の3つです。
- 1つの目的にコミットできる
- 常に頭がスッキリした状態でいられる
- その結果、最短で目的を達成できる
優先順位を明確につけると、1つの目的にコミットすることができます。これにより集中力が増して、もし何かあっても軌道修正がしやすい状態でいられます。
そして、他のことに気を取られる必要がないので、常に頭の中がスッキリした状態でいることができます。結果、気分もよくなり不安も少なくなります。
そして、集中力が増して、頭がスッキリしていることで、ToDoをこなすスピードも正確さも質が上がり、最短で目的達成しやすくなるのです。
1つ目的が達成できれば、次の目的にもスムーズに移行できるので、効果は抜群です。
手帳活用で「優先順位づけ」する方法
手帳活用で「優先順位づけ」する方法は、どんな方法でも構いませんが、ここでは1つの方法を例としてあげておきます。
まずはすべての「やりたいこと・目的を書き出しましょう。当サイトで配布している手帳リフィルの中にある「ALL TODO リスト」を活用すると便利です。
もちろん、自分が使っているノートや手帳を活用して書き出しても構いません。自分に合った方法で進めていきましょう。
次に書き出したリストの優先順位を決めましょう。頭で考えるだけでは優先順位がつけにくい場合は、フレームワークを活用すると整理しやすいです。
当サイトで配布している手帳リフィルのなかにある「TODO セレクトシート」を使ったり、同じように手帳やノートに手書きでフレームを使って整理すると良いでしょう。
ここまできたら、整理された優先順位が高い目的のなかから、最優先事項を1つ決めて細かく予定を組んでいきましょう。
最優先事項となった目的について、ToDoリストを書き出し、同じようにフレームワークを使って実行する順番を決めると良いでしょう。
日別の計画を落とし込むときは、デイリーPDCAシートを使うと「計画 → 実際の結果 → 振り返り → 次の行動」という流れを使って、計画がずれても軌道修正しやすくなるので、おすすめです。
手帳活用で「優先順位づけ」して、今日の暮らしを楽しむポイント
優先順位づけして手帳を使うと、「やりたいこと」が少しづつでも確実に進んでいることが実感できます。
その結果、とても充実感を得られるので、さらにモチベーションがあがり良い結果になりやすいはず。
まずは面倒くさがらずに自分の頭のなかの「やりたいこと・目的」を書き出して、フレームワークをうまく使って優先順位をつけてみてください。
きっと手帳がうまく使いこなせて、目的も達成できて、楽しくなると思います。