季節の行事や風物詩などを意識すると、もっと今日の暮らしを楽しむことができます。
近年は忙しさやお店の24時間営業などで便利になった反面、なんだか季節感がなくなっているように感じないでしょうか。
そこで、このページでは「6月の季節の行事・記念日・歳時記・風物詩・二十四節気・七十二候」などをまとめてみました。
6月は梅雨のイメージが強く、なんだか憂鬱な気分になりますが、紫陽花は雨の日の方が綺麗ですし、雨が降った後の晴れ間の植物はすごく生き生きしています。
そして、雨の休日は思い切って家で読書や映画鑑賞をしても、もったいない気持ちもありません。例えば、その季節の良さだけを見るようにして、楽しく過ごして見てはいかがでしょう。
6月1日 衣替え
6月1日は衣替え。冬服をしまい、夏服に変える日です。
近年は5月から暑いので、もう夏服も出してしまっているかもしれませんね。でもせっかくなので、この冬着なかった服や去年の夏着なかった服を、まとめて整理整頓。売ったり、捨てたりする機会にするのはいかがでしょう。
1年着なかった服はもう着ないことがほとんど。一旦リセットしてお気に入りのものだけを持つ、豊かなシンプルライフを始めるきっかけにしてみましょう。
衣替えに合わせて手持ちの服を整理してもリフレッシュになるはずです。
6月6日頃 芒種(ぼうしゅ)
芒種は二十四節気のひとつで、夏至までの期間のこと。紫陽花(アジサイ)が咲いて、梅の実が青から黄色に色付く、梅雨が始まる季節です。ちなみに「芒(のぎ)」は稲や麦など先端についている針状のものを言います。
このことから、稲や麦の種を撒く時期を表していますが、現在では必ずしもこの時期に田植えをするわけではないようです。通勤途中の道や、住宅街の庭先で紫陽花(アジサイ)を探すなど、季節を感じて見てくださいね。
二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
二十四節気は一年を春・夏・秋・冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6分割した24の期間に名前をつけたもの。現在でも季節の節目を示す言葉として使用されている。
Wikipedeiaで詳しく見る → Wikipedia
6月10日 時の記念日
時間の貴重さを認識し、生活の改善や合理化を進める目的で定められた記念日。1920年(671年)に天智天皇が、始めて設置した水時計が初めて鐘を鳴らしたのが6月1日だったことにちなみ制定されたということ。
とても歴史のある記念日。あらためて時間の使い方を見つめなおす機会にしたいですね。また、今日の暮らしを楽しむために、ゆったりと過ごして「時間」を満喫するのも良いのではないでしょうか。
また時計を新調する機会にするのも良いかもしれません。
6月11日頃 入梅(入梅)
夏至の前約10日間のことを言う。梅の実が黄色く熟す頃に雨が続くことに由来して「梅雨入り」とも言われる。
梅雨時はイワシの脂が乗って、一番美味しい時期だそう。栄養も満点など、暦をきっかけに食事に取り入れてみてはどうでしょう。
6月第3日曜日 父の日
父の日は、男手ひとつで育てられたジョン・ブルース・ドット夫人が、母の日があるならば父の日もということで提唱されました。アメリカが発祥であり、ドット夫人の父親の誕生日が6月だったことに由来するそうです。
記念日があると、感謝を伝える理由ができて良いですね。ぜひこの日は一緒に食事をしたり、ささやかなプレゼントを贈って、父親に感謝を伝えてみましょう。
6月21日頃 夏至(げし)
夏至も二十四節気のひとつ。一年の中で一番昼が長く夜が短い日です。梅雨であることで、曇りがちな日が多いですが、この日からどんどん気温を高くなり、本格的な夏が始まります。
とはいえ、明るい時間が長いので、帰宅中にどこかに寄ってみたり、楽しい時間を作ってみてはいかがでしょう。
6月30日 夏越の祓(なごしのはらえ)
大祓、水無月の祓とも言われる行事。大祓には大晦日に行われる、一年のけがれを落とす年越しの祓えもあります。夏越の祓は、それに対して一年のちょうど中間となる6月30日に半年間の罪やけがれを祓うものです。
ちょうど一年の半分の日。残りの半年のスタートとして無病息災を祈りつつ、計画の見直しと修正をする機会にしたいですね。ここで一度立ち止まることで、有意義で楽しい一年を過ごしましょう。
今日の暮らしを楽しむヒント
6月は衣替え、時の記念日、夏越の祓など、「節目」にあたることがらが多いですね。
1年もちょうど半分過ぎる季節。雨も多い季節なので、休日は家で自分とじっくり向きあうのも良いかもしれません。